TOPICS

研修の様子

基本研修 特別支援学校初任者研修 宿泊研修(二次研修)

基本研修 特別支援学校初任者研修 宿泊研修(二次研修)が行われました。3日間の宿泊による研修を予定していましたが、今年度は、在籍校でオンラインによる研修を2日間実施し、最終日を「コミュタン福島」での研修としました。

オンラインによる研修では、学級経営や保護者・関係機関との連携、小・中学校や高等学校での特別支援教育の取組についての知見を深めました。また、福島県西白河地域相談センターこひつじ 鈴木 仁 氏から教育と福祉との連携に係る法整備や障がい者サービスについて講義をいただきました。さらに、2年目の先生方から、2年次教員フォローアップ研修の課題研究の実践発表を聴き、次年度の課題研究の見通しをもつことができました。

3日目の研修では、本センター企画事業部長が「2年目に期待すること~教師力の向上をめざして~」の題で、教師として成長していくために何を為すべきかを伝え、エールを送りました。協議では、初任者が、授業で作成・活用した「子どもの学びを充実させる教材・教具」について発表し、どのように取り組んできたのかを質問したり、児童生徒の学びを充実させるための活用の工夫について意見を交流し合ったりしました。最後に、2年目に向けての抱負を発表し、特別支援教育を担う存在としての自覚を深めました。 

研修を終えて初任者からは、「子どものために、共に学び、挑戦する姿勢をもって2年目を迎えたい。」「1年目で得たこと、学んだことを少しずつアウトプットし実践に生かしていきたい。経験を活かしつつ失敗を恐れないでチャレンジしていきます。」等の感想が寄せられました。

基本研修 特別支援学校経験者研修Ⅱ 「教科等指導研修」

基本研修 特別支援学校経験者研修Ⅱ「教科等指導研修」を実施しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、2班に分け、それぞれ2日間ずつの研修としました。

所長講話では、研修者が歩んできた10年間を、社会の出来事を交えながら、今日までの取組を振り返るとともに、「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」のステージ3の資質充実期にあたる研修者の中堅教員としての心構えを確認しました。

講義では、単元のまとまりを見通して評価計画を立てて授業を実践し改善に生かす指導と評価の一体化について理解を深めました。また、「ふくしまの『授業スタンダード』」を活用しながら中堅教員としての授業づくりを考えたり、チームによる授業研究のポイントを確認したりしながら、教科等の指導力の向上を図りました。

協議では、今年度実施した授業について、子どもの学びの姿を見取り、授業改善の視点で話し合いました。また、単元全体の計画や、学んだことを他教科や生活場面に生かす工夫など、カリキュラム・マネジメントの視点でも話し合いを行いました。

2日間の研修を終えて、研修者からは「生徒の実態把握を充実させつつ、学習指導要領に立ち返ることを、日々忘れずに行っていきたい。また、中堅教員として組織のボトムアップに貢献していきたい。」「中堅教員としての自覚をしっかりもち、学校・学部運営や若手教員の育成に携わる中で、自分自身の専門性の向上を続けていきたい。」などの感想が聞かれました。

令和2年度第35回福島県特別支援教育センター研究発表会

令和2年12月4日、三春町の福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」において、「共に学び、共に生きる社会の形成に向けて~幼児児童生徒一人一人に応じた指導・支援の充実を目指して~」を主題に、研究発表会を実施しました。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、会場収容人数に制限がありましたが、県内の幼稚園・保育園、小・中学校、高等学校、特別支援学校の先生方、市町村教育委員会関係者等、約150名の方々にご参加いただきました。

午前中は、4つの研究発表を行いました。調査研究では、「通常の学級等における合理的配慮の充実に向けた調査研究~児童生徒一人一人に応じた合理的配慮に関する実践的な取組~」のテーマのもと、一人一人に応じた合理的配慮の充実を目指すために、小・中・高等学校3校の研究協力校で取り組んだ合理的配慮を考えるケース会議の在り方について発表しました。今後に向けて、児童生徒一人一人に応じた合理的配慮の内容の充実のために、学校の状況に応じて提供計画を円滑に運営する工夫、丁寧な実態把握と行動観察の視点の共有、合理的配慮の3観点11項目で整理することなどを提案しました。

教育研究では、「知的障がいのある児童生徒を教育する特別支援学校における各教科の指導の充実」のテーマのもと、特別支援学校(知的障がい)の各教科の指導の実践研究3年間の成果と課題について発表しました。研究協力校との実践研究を通して、学習指導要領の趣旨を踏まえた特別支援学校(知的障がい」の各教科についての研修や授業改善が積極的に進められるとともに、系統性や連続性を重視した指導計画等の検討が進められていることなどを報告しました。

また、長期研究員発表では、算数科文章題の解決においてつまずきが見られる児童の背景をとらえた指導により対象児の理解の深まりや意識の高まりがみられた実践や、対象児の気になる行動の背景にある思いや願いに寄り添った生徒指導を重ねたことにより、児童が教師の指導に納得し変容していった実践を発表しました。

午前の発表後、密を避けるため20分ごとの入替制にしてポスター発表を行いました。教育研究実践協力校のたむら支援学校・会津支援学校は、教科の資質・能力や指導のポイントを明らかにしたシートを活用して授業づくりに取り組んできた実践を発表しました。相馬支援学校は、児童生徒の資質・能力を育むために単元改善を積み上げ、次年度の教育課程・年間指導計画の見直しにつなげる学び合いの実践を発表しました。また、一年次の長期研究員は、対象児が学習活動において充実感や満足感が得られるための目標設定の在り方や、対人関係でつまずいている児童の背景を捉えた支援策について発表しました。

午後は、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官 菅野和彦 氏による教育講演「特別支援学校における指導の充実を目指して」を視聴しました。児童生徒の資質・能力を育む効果的な指導のためには、各学校における教育活動をPDCAサイクルで見直し、教育活動の質の向上を図りながら指導計画に位置付けていくことが大切である等、多くのご示唆をいただきました。

今年度の当センターの取組は、今年度末に発行される所報特別支援教育73号、研究紀要34号で紹介いたしますので、ぜひ、ご覧ください。

専門研修「障がいのある子どもを支える保護者と関係機関との連携」

専門研修「障がいのある子どもを支える保護者と関係機関との連携」を行いました。

 午前中は講義を通して、保護者や関係機関との連携で大切にすることや立場の違いの確認をし、演習では障がいのある子どもの保護者に寄り添う教育相談の進め方について理解を深めました。午後の協議では、受講生一人一人が連携の事例と課題を挙げ、連携相手の立場や思いを話し合うことを大切にして連携のアイディアを出し合いました。

受講生からは「関係機関の主な業務について知ることができた。子どもの課題解決に向けて、校内組織だけでなく関係機関と連携して取り組みたい。」「保護者の気持ちに寄り添って、課題の支援策を考える必要を感じた。教育相談に生かしていきたい。」等の感想が寄せられました。

専門研修「発達障がいのある児童生徒のライフステージ」

専門研修「発達障がいのある児童生徒のライフステージ」を実施しました。

講義・演習を通して、発達障がいのある児童生徒のライフステージにおける課題や特性に応じた支援や、合理的配慮とその提供に至る過程について理解を深めました。午後は、公開講座を実施し、福島県発達障がい者支援センター長 増子博文氏から「発達障がいのある児童生徒のライフステージを考える」と題して、医学的な立場から、これまでの事例を踏まえ、学校現場における子どもたち一人一人に向き合った環境調整の必要性について御講義いただきました。

受講者からは、「子どもたちの将来を考えた切れ目のない支援や、個に応じて提供する合理的配慮について理解することができた」「医療的な側面からの発達障がいについてはのお話がともてためになり、今後に生かせる内容だった」等の感想が寄せられました。

専門研修「特別支援学校における授業力向上」

専門研修「特別支援学校における授業力向上~新学習指導要領を踏まえた指導と評価~」を実施しました。

講義・演習では、新学習指導要領で求めている各教科等で育成を目指す資質・能力をどう具現化するか、指導と評価の一体化を目指した学習評価の在り方についての理解を深めました。協議では、現在行っている指導に対する評価の仕方とその課題について情報交換を行いました。

研修者からは、「合わせた指導においても、各教科のねらいや評価規準を明確にすることで、指導の充実が図られると感じた。実践に生かしたい。」「3観点で目標を立て評価するために、学習内容の精選とそのねらいの明確化が大切であると感じた。」等の感想が寄せられました。

 

専門研修「幼児期から児童期への支援を継続する幼小連携」

専門研修「幼児期から児童期への支援を継続する幼小連携」を実施しました。

講義・実践発表をとおして、支援を継続するための幼小連携の在り方や、具体的な支援策についての理解を深めました。実践発表では、相馬市立飯豊幼稚園と相馬市立飯豊小学校の先生から、交流及び共同学習や支援の必要な子どもの引継ぎなど、幼児・児童・保護者との関係づくりを大切にした実践例を伺うことができました。さらに演習では、幼稚園・小学校・特別支援学校の校種に分かれたグループで、各校種の立場から考える「引き継ぎたい内容」「引き継いてほしい内容」「参考になった方法」など、今後の引継ぎで取り入れたいことを話し合いました。その後、全体で校種ごとに話し合った内容を発表し、意見交換しました。

「幼小連携で切れ目のない支援をすることで、特別な支援が必要な児童がスムーズに学校生活をスタートさせることができると分かった。」「ぜひ幼稚園と交流しお互いの取り組みの理解を深め、幼小連携を充実させていきたい。」等の感想が寄せられました。

専門研修「特別支援教育に活かすICT機器やデジタル教材」

専門研修「特別支援教育に活かすICT機器やデジタル教材~合理的配慮を踏まえて~」を実施しました。

講義では、GIGAスクール構想を受けたICTに係る動向や、ICT機器を用いた合理的配慮について理解を深めました。演習では、子どもたちの学びを支援するためのアプリを体験しました。公開講座では、国立特別支援教育総合研究所 情報・支援部 総括研究員 杉浦徹氏より、子どもの障がい特性を踏まえ、ICTの活用で学習をより豊かに進めるために大切にしたいことをお話しいただきました。

研修者からは、「ICTを使うことの必要性や背景を学ぶことができた。」「ICTを使うことに振り回されるのではなく、子どもができて嬉しい!関わって楽しい!を育てるためにICTを活用していきたい。」等の感想が寄せられました。

職能研修「特別支援学級担当教員(三年次)研修会 地区別研修

職能研修「特別支援学級担当教員(三年次)研修会 地区別研修」を開催いたしました。

講義・演習では、特別支援学級において教育課程を編成する際、自立活動を取り入れることの確認や、自立活動の個別の指導計画作成における実態把握から具体的指導内容設定までの流れについて理解を深めました。また、協議では、研修者が持参した授業映像を確かめながら、子どもの学びの姿や教師の支援の在り方について付箋を用いた意見の交流を行いました。

研修者からは、「教育課程や自立活動について振り返ることで、取り組まなければならないことを明確に意識することができた。」「表面化する困難さの背景にある要因や、子どもの課題改善のためにどのような力を身に付けさせれば良いかを考える着目点を学ぶことができた。」「子どもの実態をしっかり捉えて、適切な指導を行うことの重要性が分かった。」等の感想が寄せられました。

専門研修「生徒の進路実現と生涯にわたる支援の充実」

専門研修「生徒の進路実現と生涯にわたる支援の充実」を開催いたしました。

講義では、生徒の進路実現に向けたキャリア教育や進路指導の充実、支援をつなぐ連携の在り方について理解を深めました。実践発表では、高等学校の先生から生徒の卒業後を見据えた学校の取り組みについてお話を伺うとともに、公開講座では、西白河地域相談センター 相談支援アドバイザー 鈴木 仁氏より、地域における相談支援体制について具体例を示していただき知見を広げました。

研修者からは、「切れ目のない支援に向けて、自分は何をすればいいか。どこと関係強化を図ればいいのか知ることができた。」「中学校や高等学校、高等部を卒業した後の生徒たちの将来を見越した進路指導の充実が必要である。」「事例をもとにしたお話を聞いて、地域で活用できる福祉について知ることができた。縦と横のつながりを充実させることが必要である。」等の感想がありました。