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基本研修 特別支援学校初任者研修「宿泊研修(二次)」

基本研修 特別支援学校初任者研修「宿泊研修(二次)」を実施しました。

本センター企画事業部長による講話や、「特別支援学校における学級経営」、「小・中学校、高等学校における特別支援教育」、「本人の参画と保護者・関係機関との連携」、「福祉現場の実際」、「二年次教員フォローアップ研修の意義」をテーマにした5つの講義、先輩教員による実践発表等をとおして、特別支援教育に関する知見を広げました。また、「子どもの学びを充実させる教材・教具」について自らの実践を紹介し合いながら、協議をしたり、2年目に向けての抱負を発表したりしたことで、特別支援教育の担い手としての自覚を深め、教員としての資質をさらに高めることができました。

研修を終えて初任者からは、「これまでの実践を振り返るとともに、今後の自分の課題を見出し、新たな目標を立てることができた。」「2年目に必要になる知識を学ぶことができた。特に学級経営や保護者の方との接し方について考えることができた。」「福祉現場のことを知ることができ、今後の進路指導について考えることができた。」「協議では他校種のことも知ることができ勉強になった。」等の感想が寄せられました。

基本研修 特別支援学校経験者研修Ⅱ「教科等指導研修」

基本研修 特別支援学校経験者研修Ⅱ「教科等指導研修」を実施しました。

所長講話では、教員になってから今日までの取組について振り返るとともに、講義と協議を通して、教科等の指導力向上を図りました。

また、協議では、6月の「共通研修」で構想を練り、各学校で実践してきた授業について、カリキュラム・マネジメントの視点を取り入れ、単元の目標は達成できたか、単元全体の計画は適切だったか等について意見を出し合いました。

2日間の研修を終えて、研修者からは「授業改善をしていくための視点について、実践を通して学ぶことができた」「授業づくりや事後研究の進め方など、その要点を説明していただき、大変勉強になった」等の感想が寄せられました。

第34回福島県特別支援教育センター研究発表会

令和元年12月6日、三春町の福島県環境創造センター交流棟 コミュタン福島において、「共に学び、共に生きる社会の形成に向けて~学びの連続性や切れ目のない支援体制の充実~」を主題に、研究発表会を実施しました。県内の幼稚園・保育所・こども園、小・中学校、高等学校、特別支援学校の先生方、市町村教育委員会関係者等、約240名の方々に御参加いただき、盛大に開催することができました。

午前の研究発表では、教育研究「知的障がいのある児童生徒を教育する特別支援学校における各教科の指導の充実~新学習指導要領を踏まえた児童生徒の自立と社会参加に向けた資質・能力の向上を目指す実践研究~」(二年次)、調査研究「発達障がいの可能性のある児童生徒を含む特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査研究~合理的配慮の提供の充実に向けた実践研究~」(二年次)について、所員及び研究協力校の担当者が発表しました。

また、長期研究員発表として、「教師がつながりながら学び合う、校内の特別支援教育の充実~児童の困難さに気づき、必要な支援を考え合うチームとしての学校を目指して」(二年次)、「中学校の自閉症・情緒障がい特別支援学級に在籍する生徒が自己実現に向かうための進路指導の在り方」(二年次)について、研究員が発表しました。

午後はポスター発表として、2名の研究員が一年次の研究について発表するとともに、教育研究及び調査研究の協力校が自校の取組を発表しました。

また、「学校における合理的配慮の提供の充実に向けて」というテーマでシンポジウムを実施し、シンポジストと参加者全員で合理的配慮提供に関する実践内容や、課題解決への取組について話し合いました。福島大学人間発達文化学類 准教授 髙橋純一先生よりシンポジウムに関する指導助言と総括をいただき、合理的配慮の提供の充実に向けて学校が取り組むべきことついて示唆をいただきました。

参加者からは「教科指導の充実に向け、今後取り組むべきこと、課題が明らかになった」「特別な支援を必要とする児童生徒への合理的配慮の成果と課題を知ることができた」等の感想が寄せられました。

当センターは、今後も特別支援教育のさらなる充実に向けて、取組を進めて参ります。

職能研修「特別支援学級等新任担当教員研修会(後期)」

職能研修「特別支援学級等新任担当教員研修会(後期)」を実施しました。

今年度、新たに特別支援学級の担任となった先生方を対象に県内4会場で実施しました。

講義や実践発表をとおして、特別支援学級の教育課程編成にかかる留意事項や授業づくりについて理解を深めるとともに、自立活動の目標設定について演習を行いました。また、授業について相互にビデオを見合いながら、よりよい授業づくりについて検討しました。

研修を終えて、受講者からは「特別支援学級を担任する他校の先生方との情報交換ができよかった。」「実践発表の内容が心に残った。できることから実践していきたい。」「自立活動の指導は、特別支援学級の児童生徒にとって重要だということを改めて確認できた。」等の感想が寄せられました。

専門研修「チーム力向上のための知識・理論 ~チームづくりのヒント:OJL~」

専門研修「チーム力向上のための知識・理論 ~チームづくりのヒント:OJL~」を実施しました。

講義・演習をとおして、学校における様々な課題に対して、組織的、協働的に取り組むヒントとなるOJLの知識・理論について理解を深めました。また、午後は公開講座として実施し、立正大学 小野寺哲夫氏を講師に、OJLの知識と理論を応用したチームづくりについて御講義をいただきました。

研修を終えて、受講者からは「チームをつくっていく上で大切なことが分かった。今後も職場、子どもたちへのポジティブストロークを与えていきたい」「チームの中での自分の役割が見えた。ネガティブ思考からポジティブ思考に変えていくことが大切だと感じた」「学校だけでなく、様々な場面で生かすことができる内容だった」等の感想が寄せられました。

専門研修「発達障がいのある児童生徒のライフステージに応じた支援を考える」

専門研修「発達障がいのある児童生徒のライフステージに応じた支援を考える」を実施しました。

発達障がいのある児童生徒のライフステージに応じた課題や特性・困難さに応じた支援、合理的配慮について講義・演習をとおして理解を深めました。午後は公開講座として実施し、福島県発達障がい者支援センター長 増子博文氏から「発達障がいのある児童生徒のライフステージを考える」と題してご講義をいただきました。

研修を終えて受講者からは、「子どもの将来を見据え、分かっておくとよい内容、今から指導に生かせる内容だった」「合理的配慮の考え方について演習があり分かりやすかった」「発達障がいのある児童生徒への支援について医療面からの話を聞くことができ、実際の生徒をイメージしながら学ぶことができた」等の感想が寄せられました。

専門研修「障がいのある子どもを支える保護者と関係機関との連携」

専門研修「障がいのある子どもを支える保護者と関係機関との連携」を実施しました。

支援が必要な幼児児童生徒の保護者や関係機関に対して、教育相談の観点からよりよい支援の在り方について講義・演習をとおして理解を深めました。また、午後は協議を行い、自校・園の課題について研修者同士意見を出し合いました。

研修を終えて受講者からは、「教育相談の在り方について、演習をとおして学ぶことができたので、具体的なイメージをもつことができた」「具体的な実践について講義があったので、自分も学校・園で実践してみようと思った」「協議では様々な現場での実践や課題に対する取組を知ることができた。自分の課題解決のヒントとなった」等の感想が寄せられました。

専門研修「特別支援教育に活かすICT機器やデジタル教材~合理的配慮の充実に向けて~」

専門研修「特別支援教育に活かすICT機器やデジタル教材~合理的配慮の充実に向けて~」を実施しました。

講義や演習をとおして、特別支援教育におけるICT機器の活用の目的を確認するとともに、実践事例や具体的なICT機器・デジタル教材等について理解を深めました。また、午後は公開講座として、国立特別支援教育総合研究所 総括研究員 杉浦徹先生より「合理的配慮を踏まえたICT機器等の活用」について御講義をいただきました。

研修を終えて、受講者からは「ICT機器やデジタル教材について最新事情を知ることができた」「演習では、実際に様々な支援機器や教材・アプリ等を体験することができ参考になった」「公開講座では、障がいのとらえ方や子どもたちとのかかわり方について、多くの示唆をいただけた。2時間半があっという間だった」等の感想が寄せられました。

 

なお、講座内で紹介した「特別支援教育に活用できるwindowsアプリ」については、マイクロソフトのホームページよりご覧いただけます。

以下のリンクからご覧ください。

http://download.microsoft.com/download/C/B/1/CB156892-AEDB-4E2B-9024-03335BEFCC90/201805_SpecialNeedsEducationWindowsApps.pdf

 その他、講義の中で紹介された「魔法のプロジェクト」「東京都教育委員会 ICT機器活用事例集」については、検索エンジンにキーワードを入れていただき、アクセスしてください。

専門研修「特別支援学級の学級経営」

専門研修「特別支援学級の学級経営」を実施しました。

講義をとおして、特別支援学級の教育課程や校内支援体制などの学級経営を取り巻く基礎的な事項について理解を深めるとともに、演習をとおして、自立活動の指導目標の設定を行いました。

午後からは、特別支援学級の学級経営に関する課題について協議を行い、研修者同士意見を出し合いました。

研修を終えて、受講者からは「教育課程編成の方法など、参考になった」「自立活動について、具体的な計画の立て方や指導の方法を学ぶことができた」「協議では、他の学校の先生方と悩みを共有することができ、気持ちが軽くなった」等の感想が寄せられました。

専門研修「通常の学級に在籍する多様な児童生徒が共に学ぶための指導の充実」

専門研修「通常の学級に在籍する多様な児童生徒が共に学ぶための指導の充実」を実施しました。

午前中の講義では、合理的配慮について理解を深めるとともに、多様性を認め合う学級づくりのヒントを演習をとおして学びました。午後は、公開講座として福島大学人間発達文化学類 准教授 髙橋純一氏を講師に「すべての児童生徒が輝く授業~ユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業づくり~」について講義をいただきました。

研修を終えて受講者からは、「合理的配慮について定義や背景、具体的な配慮例についてよくわかった」「演習では学級ですぐに実践できるものがあり、参考になった」「学級担任として、多様性に応じた学級づくりの考え方が参考になった」等の感想が寄せられました。