お知らせ

専門研修1

 発達障がいのある幼児児童生徒の基礎的な理解と対応~「気づく」から始めよう~ 

 

 令和5年7月4日(火)、小・中学校、義務教育学校、高等学校、幼稚園、保育所、認定こども園の教師、保育士、保育教諭を対象に、研修を実施しました。

 講義1では、「特別支援教育の動向」や「発達障がいの特性」についての説明、発達障がいの幼児児童生徒の心理面の疑似的な体験を行いました。これらを通して、「児童生徒の困り感や辛さが分かった」「環境によって困難さは変わる」「よい環境をつくりたい」などの感想がありました。

 

 講義2・演習では、各事例について、幼児児童生徒の気になる行動に関する背景・要因を探り、支援策を考えました。考えた内容をグループで共有することを通して、さらに子ども達の行動を深く考える時間をつくりました。「幼児児童生徒の困難さの背景に目を向けることが大切であると分かった」「行動の背景に目を向けて支援にあたりたい」などの感想が寄せられました。

 

 講義3は公開講座として、発達障がい者支援センターの伊瀬陽子医師から、いくつかの症例を通して、教師と医師の連携の在り方、支援の在り方について講義をいただきました。受講者からは、「多数派に近づけようとしない等、子どもとのかかわりについて考えることができた」「その子らしく学び、自分らしく生きていけるように支援していきたい」などの感想が多くあげられました。また、今後の取組に生かしていきたいとの感想もあり、実践意欲の向上につながりました。