所長挨拶

ご挨拶

 福島県特別支援教育センターは、福島県における特別支援教育の推進と充実を図ることを目的として、昭和61年に開所し、平成29年4月に現在の名称に改称され、今年度で38年目を迎えました。
 福島県教育委員会「第7次福島県総合教育計画」では、福島の良さを大切にした「福島ならではの教育」を進めるとともに、その実現に向けた本県教育の柱として「学びの変革」が掲げられています。年次計画である「学びの変革推進プラン」の施策3では、「地域で共に学び、共に生きる共生社会の形成に向けた特別支援教育の充実」が示されています。

 今年度は、「学びの変革推進プラン」を戦略的に進めていくための主要施策をパッケージとしてまとめた「『学びの変革』実現のためのストラテジー」が示されました。
 当センターでは、こうした福島県教育委員会の重点施策や「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」【第2版】等を踏まえながら、本県の特別支援教育の理念である「地域で共に学び、共に生きる教育」を推進するため、

  ◆今日的課題に対応した調査・研究
  ◆専門性向上のための教員研修
  ◆相談者のニーズに寄り添った教育相談、情報提供  等

各種事業に取り組み、各学校や地域の特別支援教育の充実を目指して参ります。

 また、同一施設内にある「福島県総合療育センター」「福島県発達障がい者支援センター」と連携し、各機関の機能や専門性を生かした実践に努めて参ります。

 社会の在り方が劇的に変わる「Society5.0時代」の到来や国際情勢の急激な変化、新型コロナウイルスの影響等、予測困難な時代に、生きにくさや困難さを抱えた子どもたちが、たくましく生き抜くことができるよう、当センターの役割と責任を常に確認・意識しながら、所員が一丸となり、業務に全力で取り組んで参ります。多くの皆様に当センターを活用いただければ幸いです。

 本年度も、特別支援教育センターの事業につきまして、より一層の御理解と御協力をお願いいたします。

   令和5年4月    

福島県特別支援教育センター所長  五十嵐 登美

 

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 R5組織及び分掌(PDF)