研修の様子

専門研修8 特別支援学級の授業の充実~主体的に学べる授業を考えよう~

 令和5年8月22日(火)、小・中学校の特別支援学級担当を対象に、授業づくりや学級経営に関わる専門性の向上を目的として実施しました。

          

 講義1では、「特別支援学級の教育課程と授業づくり」について講義を行いました。教育課程の考え方、主体的に学べる授業をつくるための支援の在り方などを改めて確認しました。また、学級経営の観点からみた交流及び共同学習の充実についても取り上げました。

          

 協議では、各研修者が持ち寄った実践事例を紹介し合い、参考にしたい点を見つけたり、よりよい実践に向けたアイデアを出し合ったりしました。グループで話し合うことを通して、2学期に取り組んでみたいことが明確になり、実践への意欲が高まったようでした。

          

 講義2(公開講座)は「特別支援学級の児童生徒が主体的に学べる授業づくり」とのテーマで、星槎大学大学院教育実践研究科 阿部利彦教授から御講義をいただきました。特別支援学級の授業づくりで必要となる考え方を丁寧に教えていただきました。児童生徒の特性、特別支援教育における「主体的」「対話的」の捉え方、具体的な取組の例など、どれをとっても指導・支援を行うにあたって参考となる内容でした。
 受講者からは、「『人間の構造化』という考え方を初めて知った。教師も環境の一つであり、児童に合わせて発問などを工夫していきたい。」「主体的・対話的で深い学びの捉え方を示していただき、授業づくりの視点が広がった。」等の感想が寄せられました。